アトピー性咳嗽の症状について

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熱がなく喉の痛みもないのに咳だけがなかなか治らないという人や、昼間はなんともないのに夜になると咳がひどくなり睡眠不足状態になりつらい生活を強いられている人がいます。
咳は非常にさまざまな病気の症状として現れますが、慢性的な咳で病院を受診する人の3大原因が「咳喘息」と「副鼻腔気管支症候群」そして「アトピー性咳嗽」です。
このうち、咳喘息が約80%、アトピー性咳嗽が約10%、副鼻腔気管支症候群が5%、残りの5%をマイコプラズマ肺炎や百日咳、肺癌、逆流性食道炎などで構成されているという報告があります。
そこで、今回はこの中のアトピー咳嗽について説明していきます。
この病気はレントゲンや聴診音で喘鳴などの異常がみあたりません。
症状は喉のイガイガ感はあるものの痰を伴わない乾いた咳が特徴です。
そしてこの咳が1ヶ月以上続く慢性の気管の病気となります。
また症状は1日を通して現れるのではなく発症しやすい時間帯があり、就寝時や深夜から早朝、起床時、早朝の順に多くなることが知られています。

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アトピー咳嗽とよく似た病気に咳喘息があります。
両者は症状などが良く似ており初診で判断することが難しく、1週間程度気管支拡張薬を服用してみて効果がなければアトピー咳嗽と診断され治療となります。
咳喘息は気管支の病気なので気管支拡張薬で治りますが、この病気の場合は気管の病気なので気管支拡張薬では効果が認められません。
軽症であれば花粉症などで使用されているヒスタミンH1受容体拮抗薬が治療薬として使用されます。
このお薬で改善が認められない場合は吸入ステロイド薬、重症でうまく吸引できない場合は内服のステロイド薬を服用することになります。
そして、1ヶ月程度で改善するケースが多く、症状が治まればステロイド薬の使用は中止されます。
ですから、アトピー性皮膚炎のように長期にわたってお薬を服用する必要はありません。
しかし、再発するケースが多く、その時も同じ治療が施されます。
ただし、この病気は咳喘息のように気管支喘息に移行することはありません。

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